レシピをケーブルでソニーカメラへ直接送る
手入力の時代は終わりです
クリエイティブルックのレシピは十数個の数値の集まりです。ルック本体、ホワイトバランスとそのシフト、コントラスト、ハイライト、シャドウ、彩度、フェード、シャープネスとその範囲、クラリティ。これまで誰かのレシピを使うには、スマホをカメラの横に置いて、メニューに一項目ずつ入力していくしかありませんでした。二台目のボディでもう一度、別のレシピに戻したいときにもう一度。
AlphaLuma は、ごく普通の USB ケーブルでレシピをカメラに書き込めるようになりました。
使いかた
- カメラの 「USB接続モード」を「リモート撮影」 に設定します(機種によっては PC Remote と表示されます)。
- データ転送に対応したケーブルでカメラと iPhone をつなぎます。
- 任意のレシピを開き、「レシピをカメラに送る」 をタップします。
これだけです。Wi-Fi もペアリングもアカウントも、パソコン用ソフトも必要ありません。
書き込み先は二種類
- カスタムルックの枠へ — レシピがカメラ本体に保存されるので、ケーブルを抜いたあとでもカメラのメニューからいつでも呼び出せます。
- 現在の設定へ直接 — 今すぐその設定で撮りたいときに。
接続が成立すると、機種名、バッテリー残量、そのボディが持つカスタムルックの枠数が表示されます。いずれもカメラからその場で読み取った値で、決め打ちの値は使っていません。
見えないところでしていること
他人のカメラに設定を書き込む処理で凝ったことをすべきではありません。ですから開発の大半は、慎重さのために使いました。
- 変更内容は事前にすべて表示します。 これから書き込む設定を一項目ずつ列挙し、確認するまで何も送りません。
- ピクチャープロファイルは自動で処理します。 ピクチャープロファイルが有効だとクリエイティブルックがロックされます。アプリはそれを検知して先にオフにします。意味の分からないエラーで失敗させることはしません。
- 枠数はカメラから読み取ります。 カスタムルックの枠数は機種によって異なるため、推測せずお使いのカメラから読み取ります。
- 中断したときははっきり伝えます。 ケーブルが抜けた、カメラがスリープしたなどで書き込みが途中で終わった場合、すでに書き込まれた項目はカメラに残り、残りは手つかずであることをお伝えします。つなぎ直してもう一度取り込めば問題ありません。繰り返しても安全です。
- ホワイトバランスは本来の扱いにしています。 WB はルックの枠ではなくカメラ全体の設定なので、現在の設定に適用する場合にのみ反映されます。
対応機種
メニューに クリエイティブルック がある機種が対象です。α7 V、α7 IV、α7C II、α7CR、α7R V、ZV-E1 で実機確認済みです。
おおむね 2021 年より前のボディは旧世代の クリエイティブスタイル を採用しており、パラメータが一対一で対応しないためレシピを受け取れません。上の一覧にない機種でも非対応とは限りません。接続すればアプリがカメラを読み取ってお知らせします。非対応の場合は何も書き込みません。
必要なもの
- データ転送対応のケーブル。 充電専用ケーブルは、接続が現れない原因として最も多いものです。
- iPhone 15 以降は USB-C 同士 で直結できます。iPhone 14 以前は Apple の Lightning - USB カメラアダプタ が必要です。
- カメラにメモリーカードを入れておくこと。入っていないとリモート撮影に入りません。
- 他のカメラアプリが接続を保持していないこと。Creators' App や Imaging Edge はリモート接続を占有するので、先に終了してください。
機種ごとのメニュー操作や、つながらないときの確認手順は、ヘルプの 「USB でレシピをカメラへ送る」 にまとめてあります。
なぜケーブルなのか
ワイヤレスのほうがスマートですし、真剣に検討しました。ただ、ケーブルは即座につながり、バッテリーを消耗せず、書き込みの途中で切れず、対応するどのボディでも同じように動きます。十五秒で終わってすぐ抜くもののために、この選択は迷いませんでした。
使ってみた感想をお聞かせください
つながらない、レシピが思ったとおりに反映されない、といったことがあればぜひご連絡ください。機種名を添えていただけると、こちらで修正できます。
- メール: sonyalphainfo@126.com
- Reddit: r/SonyFilmRecipes
- Instagram: @sony.recipes
— AlphaLuma チーム