カメラ側で必ず変更するのは USB 接続モードだけです。「リモート撮影(PC リモート)」にしてケーブルを挿せば、アプリが自動でカメラを認識します。他の手順は接続を切らさないためのものです。
はじめる前に
- メモリーカードを入れてください。カードがないとリモート撮影状態になりません。
- 他のカメラアプリの接続を切ってください。Creators' App や Imaging Edge が接続中だとリモート通信が占有されます。
- データ通信できるケーブルを使ってください。充電専用ケーブルは使えません。Lightning 端末には純正のカメラアダプタが必要です。
1. USB 接続モードを変更する
必ず変更が必要な唯一の設定で、「つながらない」原因のほとんどがこれです。
MENU → セットアップ → USB → USB 接続モード → リモート撮影
機種によって表示名が違います。6 台での実機検証では、α7 IV は「リモート撮影」、α7 V は「PC リモート」と表示されました。どちらも同じ機能です。
「マスストレージ」「MTP」は選ばないでください。これらのモードではカメラはカードリーダーとして動作し、レシピの書き込みを受け付けません。
変更後はケーブルを挿し直してください。接続したまま切り替えても、挿し直すまで反映されません。
カメラごとに設定が必要です。設定はカメラ本体に保存されます。検証した 6 台の中には、初期状態がリモート撮影でない機種もありました。
2. オートパワーオフを切る
書き込み中にカメラがスリープすると接続が切れ、途中までの設定がカメラに残ります。
MENU → セットアップ → 省電力設定 → 自動電源 OFF 温度 → 高
MENU → セットアップ → 省電力設定 → パワーセーブ開始時間 → 切
取り込み後は元に戻して構いません。どちらも撮影には影響しません。
3. 接続して確認する
カメラをスマートフォンに接続し、任意のレシピを開いて「レシピをカメラに送る」をタップします。
接続できると、機種名・バッテリー残量・そのカメラのカスタムルック枠数が表示されます。いずれもカメラから直接読み取った値です。この画面が出れば通信は正常です。
初回はカメラ権限の許可を求めます。外部カメラと通信するために OS が要求するものです。撮影は行わず、写真ライブラリも読み取りません。
つながらないとき
発生頻度の高い順に:
- 「ケーブル接続待ち」から進まない — ほぼ USB モードの設定ミスです。手順 1 を確認し、ケーブルを挿し直してください。
- 認識されるが処理中のまま — 他のアプリがリモート通信を占有しています。Creators' App を終了して接続し直してください。
- 「この機種はクリエイティブルックの取り込みに対応していません」 — 旧世代のクリエイティブスタイルを使う機種で、パラメーターが対応しません。
- 「カメラがビジー状態です」 — 記録・再生・カード書き込み中は設定の書き込みを受け付けません。
- 途中で切断された — 送信済みの設定はカメラに残り、未送信分はそのままです。接続し直して再度取り込んでください。繰り返しても問題ありません。
対応機種
クリエイティブルックに対応したカメラが必要です。2021 年前後より前の機種は旧世代のクリエイティブスタイルを使用しており、パラメーターが対応しないため取り込めません。
α7 V / α7 IV / α7C II / α7CR / α7R V / ZV-E1 で動作確認済みです。記載のない機種でも、カメラのメニューに「クリエイティブルック」があれば試す価値があります。アプリがカメラを読み取ったうえで可否を表示し、非対応の場合は一切書き込みません。